【具体⇄抽象トレーニング】頭がいい人は誰しも実践してる思考法【感想】

こんちは、すぎ(@sugiblog)です。

突然ですが、「頭がいい」って何ですか?

多くの人はなんとなくのイメージを持たれていると思います。

それがいわゆる「学校の成績がいい」とか「いい大学を出ている」ということではないことは多くの人が気づいている事実です。

今回ご紹介する本「「具体⇄抽象」」トレーニング」を読むと頭がいいとは何かをきちんと定義できるようになります。

本書で解説されている思考法を身につけることができれば、大抵の問題に対処していくこともできますし、無用なコミュニケーションギャップの解消にも役立つことでしょう。

こんな人におすすめ!
  • 仕事などでコミュニケーションが上手くいかないとお悩みの人
  • 抽象度を高めた思考法を身につけたい人(頭が良くなりたい人)

まずは本の概要をご説明し、その後に僕の読んでみた感想を述べていきますね( ・∇・)

それでは、どうぞ!!

目次

「具体⇄抽象」トレーニングの概要

本書ではどんなことが書かれているのか説明していきます。

理解しやすいとは言いにくい内容にはなってますが、頑張って紹介します( ・∇・)

ざっくりどんな本?

基本情報
  • 著者 :細谷 功
  • 単行本:283ページ
  • 出版社:PHP研究所
  • 発売日:2020年3月31日
  • 価格 :890円(税別)

本書では知的能力の発展について図を用いてわかりやすく解説されています。

知的能力には抽象度の指標である「縦軸」と具体度の指標である「横軸」があり、それぞれの領域で作られる広さが人間の知的能力であると定義されていました。

縦軸は「抽象度合い」、横軸は「情報量の大小(知識量)」を意味しています。

この二つの軸(抽象化と具体化)で物事を捉えることで自ら考える力を育み、答えのない問いに自分なりの答えを出すことができるようになると、著者は述べています。

たくらみスギ

学校のテスト勉強で得た知識はここでいう「横軸」の幅を広げる要素になるということ

具体と抽象について

本書では再三にわたり、「具体と抽象」二つのワードが繰り広げられます。

「具体」に関してはイメージしやすいと思います。

そもそもイメージしやすいものを「具体」と表現するので当たり前ではありますが・・・

一方、「抽象」はどうでしょうか。

こちらも言葉の通り、イメージしづらいことをイメージすることです。(ややこしいなw)

本書ではそのイメージしづらい部分をわかりやすく解説してくれているのが特徴になります。

本書の言葉を借りると抽象とは「1言で表現する」「都合の良いように切り取る」「全体を俯瞰する」など様々な表現で解説されています。

この二つの言葉をしっかりイメージすることが、具体と抽象の関係について理解を深めることにつながります。

具体⇄抽象の行き来がなぜ重要か

この二つの軸を行き来して思考することで、コミュニケーションギャップを解消したり、豊かな発想力を得ることができるようになると言われています。

そもそも僕らが日常で感じてるコミュニケーションギャップの原因は、「次元の違い」にあるとのことでした。

一方は客観的(抽象的)な意見を述べているのに対し、もう一方は主観的(具体的)な意見を述べている」状況です。

”殺人犯の死刑は人権侵害か否か”という議論を例に考えてみましょう。

「人権侵害だー!」と訴える人に対し、死刑賛成派の人の中には身内に不幸があった人もいるかも知れません。

個々人の体験(具体)をもって意見を言う人もいれば、”人間とは”(抽象)を盾にして意見を言う人がいるのです。

これでは当然のように答えは出てきませんよね。

このように永遠に交わることのない世界で繰り広げられている議論はあなたの身近にもあったりしませんか?

こんな議論が身近で繰り広げられていたら、うんざりしてしまいます。

無用な軋轢を避けるためにも問題の本質を理解し、自分の中での答えを持つようにすることが大切になってきます。

そのためには問題を具体的に捉えるだけでなく、抽象的に考えてみる練習が必要であり、本書ではそのトレーニングとして演習問題が29問出題されます。

うーむと考えさせられる面白い設問ばかりでした!

読んでみた感想

広げられた本

頭の中でなんとなく理解していた思考法が見える化される

本書で取り上げられている、具体と抽象を行き来する思考法というのは質の差はあれど誰もが体験している(日々実行している)考え方だと僕は感じました。

  • 具体的な問題から本質を抜き出し、解決の糸口を全く別の観点から探る。
  • そうして考えた対策や戦略をまた具体レベルの行動に落とし込み問題を解決する。

本書ではこの一連の作業もしくは思考方法をわかりやすく文章と図で解説しています。

読み進めていくうちに、よく世間で言われている「勉強ができるから仕事ができるとは限らない」という表現の真意がしっくり理解できることと思います。

それってなんでなの?という問いにも堂々と答えることができるはずです。

他にもモヤっとなんとなく理解していた気でいた物事に対しての見え方が変わります。

日常生活で新たな気づきを生んだり新たな体験ができるようになるかも知れません

答えのない問いに”答え”を出せるようになる

大人になってから直面する問題に答えのないことは多々あります。

むしろほとんど答えがないと言えるかも知れません。

そんな世知辛い世の中を生き抜くには具体⇄抽象を行き来する思考法が必要になってきます。

この思考力を鍛えることで答えのない問いに自分なりの”答え”を理由づけて導くことが可能になるはずです。

日本の学校教育は基本的には答えのある問題の解き方しか学びません。

社会で活躍していくためには、新しく自分から学ばないといけないということなんですね(シミジミ)

学び始めるに遅い早いはなく、手を伸ばしたその時がベストタイミングとなります!

まとめ:真実はいつも一つじゃない🤘

最後に、名探偵コ○ンに麻酔銃ぶっ放されそうな見出しでこの記事を締めくくりたいと思います。

答えは一つじゃない。だからこそ考える力を鍛える必要がある。

本書から感じ取った大切なメッセージだと思っています。

これから急激に加速する世の中を生き抜くための思考力を身につけたいと感じる人はぜひ本書を手に取ってみてください。

頭一つ高いところから物事を考える力をつけることができるバズです^^

それじゃ、またねっ!!

▼こちらの記事ではおすすめのビジネス本をまとめてご紹介していますのでぜひチェックしてみてください。

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