「自分の中に毒を持て」のご紹介
今回は岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」をご紹介します。
世界的な芸術家でもある岡本太郎先生の代表作ですね。
最近読んだ中で1番衝撃的で魅力に溢れた本でした!
とりあえず表紙のインパクトがすごい・・・笑
ドーン!!!
こんな感じです。
外で背表紙なしで読んでると二度見されそうですね。
僕は小心者なのでKindleでひっそりと読み終えましたが( ・∇・)
まずは、基本情報まとめました!
タイトル:自分の中に毒を持て
著者 :岡本太郎
単行本 :180ページ
出版社 :青春出版社
発売日 :2017年12月20日(新装版)
価格 :¥663(Kindle版)
Amazonで見てみると単行本よりKindle版の方が安く買えるのでおすすめですですよ。
Kindleデビューされていない方はこの機会にぜひご検討ください。

続いて内容の紹介と読んでみた感想をお話ししていきます。
それでは、どうぞ!
「自分の中に毒を持て」ちょこっと内容紹介
本書では岡本太郎氏の人生観に基づき、「生きる」とはどういうことかについて熱く語られています。
毎日モヤモヤしながら平然と過ごしている人は世の中にたくさんいます。
そんな人たちに向けて喝を入れてくれるような温かみのある本となっています。
ただ、実際に書かれていることは生やさしいわけではなく、過激に爆発的に表現されています。
これぞ岡本太郎!!と言わんばかり。
大きく4章に分かれているので、一つずつ簡単にご紹介していきます。
第一章:意外な発想を持たないとあなたの価値はない

いきなり辛辣すぎやしないかい?
人間はいつも楽な方楽な方へと向かっていってしまう生き物です。
それではいけないと。
失敗しても良いから険しい道、自分の思う道を進まないといけないと筆者は言っています。
夢を追いかけて、どれだけ努力したか。精一杯に挑戦したか。
自分を大事にしようとするから、逆に生きがいを失ってしまうのだ
出典:自分の中に毒を持て
恐ろしい言葉です。
自分を大事に思うがあまり、日々甘やかしてはいませんか?
正直に生きると同時に、自分自身に何か理由をつけて逃げていてはいけないんだと、心に響きましたね。
第二章:個性は出し方 薬になるか毒になるか
才能のあるなしは関係ないと筆者は言っています。
やらない口実をつくるのは簡単だが、そうではなくて自分として純粋にあるがままに生きてみろと怒鳴られているようです。
普通のサラリーマンも例外ではなく、「世渡り」と「生き抜く道」の二つの道を歩む人生こそが良いんだと。
個性と向き合い、磨き上げ、危機に満ちた人生を歩まないといけない。(困難だと思う道を進め)
やろうとしないから、やれないんだ。それだけのことだ。
出典:自分の中に毒を持て



いちいち重いんだよなぁぁ。ボディブローのように効いてくる・・・。
第三章:相手の中から引き出す自分それが愛
自分にとって足りない、欠陥している部分を補える相手が誰なのか。
この疑問に対して答えをくれる人が愛の問題の根底であると筆者は言います。
人は自分にないもの、むしろ反対のものを持っている人に惹かれ、自分を充したいと思うのです。
同時に相手も自分によって充たされるとしています。
また、筆者は結婚という形式が好きじゃないとしており、「小市民的な平穏を、いじましくまもるだけの考え」とまで言っています。
理由としては自由でなくなるから。
個人的には本人同士の捉え方、心の持ちようで変わると思いますが一般的にはそういった印象があるのは確かです。
できないこと・やれないことの理由を「結婚」にするくらいなら辞めちまえってことですね。
結婚してもお互いが嬉しい他者であり、同時に一体なんだ。夫婦になる以前の新鮮かつ無条件な男と女としてのあの気持ちを忘れないことが大事だ
出典:自分の中に毒を持て
男女の中、結婚生活、親子の間、あらゆる人間関係に置いて惰性になるなと胸に拳を突きつけられているような感じがします。
第四章:あなたは常識人間を捨てられるか
キレイ=美しいの構図を疑ってください。
いいね=どうでもいいね だと思ってください。
自分を認めさせようとか、この社会のなかで自分がどういう役割を果たせるんだろうとか、いろいろ状況を考えたり、成果を計算したり、そういうことで自分を貫こうとしても、無意味な袋小路に入ってしまう。
出典:自分の中に毒を持て
今、この瞬間、まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。
過去への後悔や将来への不安、当たり前に存在する常識に囚われず、今爆発しろってことなんですかね。
無条件に無目的に生を噛み締め、体現する、
何でも良いから心の赴くままに何かを表現・作り上げることが生活を豊かにひらいていくのだというのです。
今日の空しい現代社会で自分を再発見するチャンスになるんだと。
「自分の中に毒を持て」の魅力
この本を読むことを最初は抵抗を覚えていました。
なぜならこれまでの自分の人生を真っ向から否定されるような内容だと予想していたからです。(:(;゙゚’ω゚’):)
平凡なサラリーマンでええんか?生きがいはあるんか?爆発しろや!!みたいな
自分でも常識人間で、レールに乗っている人間だなと感じることが多々あります。
そんな人がこの本を読んだら、刺激的すぎて目が回るんじゃないかと思っていました。
でも読んでみると、難しい話ではなかったです。
自分に正直に今この瞬間を全力で生き続けなさいと温かく、けれど力強く語りかけてくるような本でした。
言うなれば、読むエナジードリンクですかね。
壁にぶつかって元気が萎んだ時にでも読み返してみようと思いました。
感じたポイントはこんな感じ!
- 今を全力で生きてると感じることが全て、出なければ死んでいる
- アーティストだけが表現者ではない、誰でも作れる、むしろ作れ
- 今この時から変われる、というか変われ
本書を通じて語られていることはおおよそ1つです。
今、この瞬間にベストを尽くせ
これだけです。
いかに多くの人ができておらず、毎日惰性的に過ごしているか。
社会的な目線を気にしすぎて、求められるままに生きているか。
そうではなく、
自分の求めるがままに生きろ
岡本太郎さんにはこう言われている気がします。
失敗を恐れて画一的な人間になるのではなく、失敗当然の心持ちで生きる覚悟を持てということです。
企業戦士サラリーマンの僕にとっては少々刺激の強い毒でしたが、今この時を全力で生きる、人生を感じる、という点については全くその通りだと思いました。
だからこうして片手間にブログを書き、何かを掴もうとしているのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
興味がありましたらぜひ手に取ってみてください♪
それじゃ、またねっ!!
ブログ村に参加中です!クリックで応援よろしくお願いします♪
コメント